発症の気配について。
私は大学を卒業して、車で一時間の所に勤めていた時があります。
結局3年で退職するのですが、3年の間に色々と嫌になってしまい、貯めたお金でキャリーケースを抱え沖縄に出発し、1年間島巡りをしていました。
沖縄でもたぶん色々あったのでしょうが、今となると楽しい思い出しかありません。
その時を医師の目線で言えば躁状態なんだそうです。
嫌になって旅に出てはいるけど、私にとっては色々な人と出会って成長できた貴重な期間が「病気」って、なんか悲しいですね。。。
沖縄から帰って再び仕事に就いた私は、27歳の時ステップアップのチャンスで別の仕事に挑みました。
入社して1ヶ月目から体調を崩し始めました。
神経質な人が多い印象でした。
派閥があり、悪口が行き交い、みんな次々辞めていく。私には合わなかったんですね。
3ヶ月なんとか出社し、退職しました。
そこからが試練の時でした。
(試練の日々はまた別で書こうと思います)
退職した後すぐにまた就活を始めたのですが、体がだるい重い。ついに3ヶ月間面接の日以外はほぼ寝たきりになりました。
しまいにはトイレに行くのも大変で、オムツをしていました。
ご飯も食べられなくなり、夜は眠れず。
そんな風に弱っていく私を見かねて、母が内科や消化器科など病院に連れて行きました。
けれどどこでも精神科に行くよう促され、ついに診察に至ったのです。
そこで、躁鬱病と診断されました。
そこから、30を過ぎた今でも病院に通っています。
一生のお付き合いになりました。
診断された後無事に仕事は見つかり(一般枠)、そこでも色々とありましたがいまだに働いています。
仕事が続かなかった私が、もう5年続いています。
それは奇跡だし、理解ある職場のおかげです。
今は育児休暇中ですが、これからも一生懸命働いていこうと思っています。
子どもの為に、特に30まで迷惑をかけた人達の為に。
そしてこんな私でも、今病気で苦しんでいる方の少しでも力になれる事を願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。