華-Hana-の躁鬱↑↓物語

またまたリニューアル!母だし労働者だし飼育者……なんだけど、生涯自分探しの旅Blog

救いの手があり今がある

昔々、助けてくれた人がいました。

 

 

 

職場で2回目の休職をした時、原因はとある上司のひと声から始まりました。

 

「(一回目)休職した時も、(傷病手当として)お金発生していたんでしょ?真面目に働いているこっちが馬鹿みたいだよね」と。

 

 

それまでよく相談に乗ってもらっていた上司だっただけに、本心はそう思っていたのかとものすごくショックで、立ち直れませんでした。

 

 

病気が治らず薬も合わず焦っていた時期なだけに、その言葉ひとつで一気に不調になり、泣きながら職場の1人1人に電話をかけてしまいました。

 

 

当然、ほとんどの人は迷惑がり「こんな遅くに電話してくるな!」とか「あなたは精神障害者グループホームに入所のレベル」などと言われ、更に落ち込んだ私は涙が止まらず入院手前の状態となり、退職を決意したのです。

 

 

 

 

私は、調子が悪くなるとささいな一言に振り回されてしまいます。

その時もそうでした。

 

そして社長に、辞めたい、こんな事があって…病気も悪化していてと全て伝えました。

 

 

 

 

当時社長は肺癌で休職中でした。自分の体調も思わしくない時にこんなライン来たら迷惑だろうと我慢していましたが、伝えてしまいました。

 

 

 

 

でも、社長だけは、皆と違う事を言うのです。

 

 

 

 

「やめるとか言うな。もうすぐ復帰するから。それまで頑張るんだ。うちに必要だよ」と、言ってくれたのです。

 

 

 

 

 

今でもその時のラインは、社長の言葉は、弱気になると読み返す

 

 

 

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調子が悪くなった時、その人への対応の仕方で本性は出ます。いつか記憶があいまいになってしまっても、悲しかった感情だけはいつまでも忘れません。

ちなみに私は、あの時の事は全部覚えています。自分の恥も、まわりの言葉も。

 

 

 

 

 

もうすぐ入社して7年目になります。

 

 

 

 

あれから社長は亡くなってしまいました。

 

 

 

社長がいなくなり、会社は大きく変わりました。何人も辞めていきました。

でも私は、いまだに残っています。

 

 

 

 

あの時あなたが私を助けてくれたから、今の私がいるのです。他に助けられた人達も、何人もまだ頑張っていますよ。社長の恩は会社に貢献することで返していくつもりです。

 

 

 

 

 

いつまでかかっても。

 

(職場復帰は不安だけどね〜)