華-Hana-の躁鬱↑↓物語

またまたリニューアル!母だし労働者だし飼育者……なんだけど、生涯自分探しの旅Blog

【ラスト】祖母と本当のさよなら

祖母の葬儀がひと段落し、翌日から仕事に戻っています。

 

 

連日のほどんどを知らない大人達に囲まれていて、それは当たり前かもしれないけれどどっと疲れました。

 

相手のほとんどは私の事を知っているので「ほら、大崎のところの久子よ」とか「さはらやの向かいの〜」とか教えてくれるのですが、さーーーっぱりわからん(笑)

なんせ我が家の祖父母はどちらも8人も兄弟がいるし、その子どもの何番目の兄弟の嫁とかまで来ていましたから。

 

 

田舎は近所もすごいです。

私からすれば「え、どなた?」って方々が、朝7時からエプロンをつけてうちの台所に立っていたり…

 

ここの地域は亡くなった家の両隣が30軒に悲報を知らせ、日程表を配って回るのだそうです。

 

 

 

昔からの習わし、教え、決まり事。

そういうのが嫌で田舎を離れた時期もあったけど。

 

 

でもやっぱり最後は、綺麗事じゃなく人とのつながりは大切だと思いました。

 

 

 

告別式から火葬、納骨まで

 

喪主でもないのに忙しすぎて、

悲しみより「無事やりきったな」

といった感じ。

 

 

思えば出棺する時のクラクションの音とか、棺にお花を入れる瞬間とか、火葬場に入る直前の最期の顔も、涙する場面はたくさんあったのでしょうが。

 

骨となり出てきた祖母を見てもいまいちピンとこなくて、

 

お葬式がおわって、そのまま仕事で忙しくて、やっと休みの今日、ふと畑に来ない祖母がもう「病院」にいない事に気付きました。

 

 

「生きていることは本当に奇跡で、あの時手を振ったことが最後になるかもしれない」みたいなフレーズ、よくあるじゃないですか。

それは本当でした。

 

 

でもね、やっと会えてすぐに亡くなったこと、皆から「ばーちゃん待っててくれたんだよ」と言われるけど、

 

 

 

「それなら会いに行かなければまだ生きていてくれたのかな」

 

 

と考えてしまう自分もいるのです。

 

 

 

 

 

 

 

祖母は戒名に「温」「愛」「善」という文字が入りました。

 

祖母の人柄を表すのに1番近い文字でした。

 

 

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今頃じーちゃんと会えたかな。

 

 

ありがとう

そしてさようなら