7月26日から肺炎で入院している私の祖母。
入院時から何度も危険な状態と言われ、その度に死を覚悟してきました。
一時は食事が出来るとみなされ食べるリハビリを開始しましたが、どう見ても食べられるようには見えなかったし案の定中止となりました。
それからまた徐々に容体が悪くなり、酸素量を10ℓまで限界に増やしても全身に酸素が行き渡らない状態でいつ何があってもおかしくないと言われ、急遽今日の午前中会社を抜けて面会に行きました。
(ちなみにその後私はワクチン接種の副反応で熱が39.1℃出たので早くに行って良かったー。)
リモート面会はしたけれど、直接会えたのは入院後初めてのことで。
目も開いて意識もあって返事もできて、血圧は下がってきていると言われたけど安定していました。
祖母の生命力が高じてそうなっているのか、病院側の見解の違いなのか、わかりませんが呼吸は苦しそうです。
私は祖母があまりにも苦しそうなので最初声をかけられず、でも看護士さんが「お孫さん来てくれましたよー」と言うと大きく目を開いて何かを話していて(聞き取れない)、なんだか話しをしたがっているようにも見えて声をかけました。
祖母は飼い猫の金太郎とずっと一緒にいたので
「きーちゃん、待ってるど」と言うとニコォと笑い、
「畑また一緒にやろう」
「シズコ(母)1人になるど」って
全部「ハイ!」って威勢の良い返事が返ってきたけど
「苦しくてもまだ頑張ってほしい」と言った時だけは、眉間にシワを寄せて横に首を振るような返事でした。
よっぽど苦しいの、見てわかる。
それでも、「もう頑張らなくていいよ」なんて言えません。
どんな風になっても生きていてほしいんです。
パンパンに浮腫んだ手を握ると、しっかりと握り返してきました。
「また来るから、それまで生きててよ」にも大きく「ハイ!」って。
また近いうち、なんなら明日にでも行こうと思います。
遅かれ早かれ、祖母はもう回復しないでしょう。
その現実を
寝たきりで苦しむあの姿を見ても
やっぱり死ぬとは思えぬまま…
時間だけは、過ぎていきます。