車を降りて家に帰る時、三日月を見ながら娘が言いました。
「お月さま、食べられてるねー」と。
なるほど、そういう発想なのね。ウサギさんが食べちゃったのかな?
「ママ、よく見てごらん?ウサギさんどこにもいないでしょーよ」
なんて、お口がお上手だこと(笑)
そしてこうして月の話が済むと必ず、
「ねぇ、おっきぃばーちゃん(曾祖母)はキラキラ星の、どこ?」
「おーい、おっきぃばーちゃーん。こっちだよー!会いにおいでーーー!」
と、ひぃばーちゃんに話しかける日課です。
私の祖母が亡くなったのは去年9月1日のこと。
ばーちゃん、おかえり - 躁鬱ワーママと猫達による子育て奮闘記
死というものが娘にはどういう風に伝わったのかわかりませんが、
一時「おっきぃばーちゃん」のワードが出てこなくなったので忘れたのかと思いきや、最近になって高頻度で出てくるようになりました。
「さなはー、ママとパパとばばちゃん(祖母)とおっきぃばーちゃん、だーいすき」とか、「これはおっきぃばーちゃんのお皿ね」とか。
娘も会いたいのだと思います。
だって私も、日に日に会いたいもの。
7月に入院したきりなので、(亡くなる直前の面会を除いては)もう半年以上会っていないのですから、そりゃあ寂しい。顔を見るとすごく胸がしめつけられる思いになるので、写真や動画を振り返れなくなりました。
この悲しみをうまく言葉に表現できません。何より涙が出るのは、娘が現在進行形で話しをしながらも、もう会えない事を理解していることなんです。
今日も、「寝たくない」と突然言い出した娘に訳を聞くと、
「起きたらママとパパいない…」と言いました。
たしかに寝かしつけたら私らは寝室を離れリビングにいるので、私達が寝るまでに1.2回は起きてしまうこともあるしビックリさせてごめんねと謝ったのですが、
「おっきぃばーちゃんもねんねしてしんじゃった…」と言うのですよね。まぁ今日からは、パパを寝室に転がしておくことにして1人にはしないようにしますが。
ねんねにトラウマになられたら大変なのでパンどろぼうシリーズの絵本とか増やして対策する他ないと思っています。
こうして、
結局のところ話しながら時が過ぎる他ないのでしょう。その都度言葉に出せば、少しは悲しみは癒されるでしょうか。
わからないですが、祖母の畑を引き継いで頑張っていこうと思います。