日が短くなりましたね。
保育園に向かう車内で「若者のすべて」を聴きながら、夏の終わりを感じています。
もうあっという間に、すぐに冬が訪れることでしょう。
昔々、私の実家では冬になると養蚕をやっていて、よく桑の葉をかぶせる手伝いをやらされました。
蚕って子供でもわかるほどとってもデリケートで、寒さと空腹に弱いのですが葉っぱを食べるスピードはものすごく早いのです。
この辺りでは「お子様」とか「お蚕様」と呼ばれ丁重に扱われてきました。
私はその白い幼虫がとっても大好きで、顔に乗せたりなでたりクワをあげたりとかなり遊んでもらったせいか今も恋しいと思うことがあるのだけれど、母にはとても気味悪がられました。
おそらく娘も逃げるだろうなー。
こうした伝統的だったことを子供にも一度でいいから体験させてあげたかったです。
他のことも。
今年も栗が沢山とれて
虫食いを省いて、ザルに開けました
身が重いとしっかり中身が詰まってますが、軽いのは虫に食われてます。
何回も手にすると、持った感覚でわかるようになります。
栗の木には目線の高さで至る所にクモの巣があって、気づかず通ると大きなクモが顔や体にくっつく事があるのでそれだけは怖いのだけど、それを超えるぐらい栗拾いには楽しさがあります。
私の幸せの瞬間。
野菜を育てたり、つくしやわらびを採ったり、こうして栗を拾ったりすること
自然と少しでもふれあって生きること
子供を産んでますますその気持ちが強くなり、かといって私に知識がなければ教えることも何も出来ないので、今更ながら色々と勉強中です。
子供にはお母さんにさせてもらえただけじゃなく、こうした知識を身に付けるきっかけをくれたことにも感謝なんです。
だから娘にも、(別に蚕の事はどうでもいいけど)知識を得ることは楽しいんだよって、伝わってほしいというか…。
将来農業をやらせたい訳ではないけど、こうして収穫した物がおいしい料理となって口に運ぶまでに、これだけの手間がかかっているその一部だけでもやってみる価値はあるのではないかな〜と思うのです。
あとはやっぱり畑に限っては、何年かやってみないと絶対良さはわからないと思うから。
祖母が亡くなって、引き続き畑の管理は祖母の弟と私でやっていきます。
ですが祖母弟も高齢の為あと2年で免許を返納する予定でいるので、それまでに私は大型トラクターを運転できるようにならねばいけません。
週4の仕事、子育て、家事、やりたいこと、取りたい資格…
躁うつ病の人に限って言えば、
やりたい事や居場所がいくつかないとキラキラできなくて、かといってそれらを一気にやろうとすると(しかもけっこう成し遂げられてしまうのだけど)そのうち確実に動けなくなる。
ひとつずつ、疲れを溜まないように生きるしかないですね。
前よりは自分の疲れ加減を知ることが出来るようになったけど。
でもひとつ、想像してみて下さい。
茶髪でバッチリヘアメイク・キラキラネイルで背中に日傘を固定した35の女がコンビニにトラクターで入ってきたら…
ちょっと、面白いですね(笑)